Artabotrys hexapetalus(アルタボトリス・ヘキサペタルス)は、インドやスリランカなどに分布するバンレイシ科のつる性植物で、「クライミング・イランイラン」として知られる代表的な芳香種です。
最大の特徴は、非常に強く甘い芳香を放つ花です。香りはイランイランに似たフローラルな甘さを持ちながら、熟した果実を思わせる濃厚で奥行きのある香りが特徴で、特に夕方から夜間にかけて強く感じられます。空間に広がる存在感のある香りは、本種ならではの魅力です。
花は細長い花弁がねじれるように広がる独特な形状を持ち、初めはグリーンで、開花が進むにつれて黄色へと変化します。和名の「鷹爪花(オウソウカ)」は、この鉤状に湾曲した花弁の形状に由来します。
本種はつる性で、枝の一部が鉤(フック)のように変化し、他の植物や支柱に絡みつきながら成長する特性を持ちます。トレリスやフェンスへの誘引に適し、立体的な演出が可能です。さらに、光沢のある濃緑色の葉も美しく、花のない時期も観葉植物として楽しめます。
高温多湿な環境を好む熱帯植物で、日当たりの良い場所でよく生育します。寒さには弱いため、日本では冬季の保温管理が必要ですが、適した環境下では開花も十分に期待できる魅力的な芳香植物です。
○学名:Artabotrys hexapetalus
○科目:バンレイシ科オウソウカ属
○原産地:インド、スリランカほか熱帯アジア
○通称:Climbing Ylang Ylang(クライミング・イランイラン)
○和名:オウソウカ(鷹爪花)※カラナシとも呼ばれる
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